放射線の影響

一度に大量の放射線を浴びたとき、数週間以内に現れる急性効果

 

身体には通常、少量の放射線では細胞レベルの破壊は修復されたり健康な細胞に置き換わられたりと保護されています。
しかし、一度に大量の放射線を浴びると修復や防護機構が細胞の破壊に追いつかず、細胞組織や臓器等に障害が現れてきます。
▼臨床記録による放射線量の障害
~50ミリシーベルト障害みられず
200~250ミリシーベルト急性効果があるという知見はなし
1シーベルト自覚症状が現れ、吐き気や倦怠感があり(死亡至るまでの症例は多くありませんでした。
2~3シーベルト生殖器官が侵される
4シーベルト半数が死亡
10シーベルト以上ほとんどが死亡

 

反面、現代医療では癌等の治療には放射線を局所に60シーベルトも照射して利用されています。

 

 

放射線を浴びてもしばらく症状が現れない、すなわち潜伏期間がある場合を晩発効果と呼んでいます。
主な障害としては、不妊、癌、白内障、寿命短縮などがあります。
発癌の潜伏期間は被曝にもよりますが、およそ10~30年といわれております。

 

 

 

太陽光、植物、鉱物等または体内のカリウム40等(放射性核種)からも低線量の放射線が存在し、それを毎日無意識に浴びています。

 

これらはもちろん健康に悪影響はありませんし、むしろ健康状態の回復に繋がる症例の方が圧倒的に多い事も広く知られています。
この微量(低線量)の放射線効果の驚異のメカニズムの解明に世界の学者、研究者が挑んでいるのも事実なのです。